室長レター― 王子校

『自分のことは自分でやっているか』

稲門学舎では自立学習を推進しております。その一環として自習制度があります。自習制度は勉強の習慣を身に付けてもらうためのものであるとともに、一人で勉強できる自分に気づいてもらう契機でもあります。

そんな自立学習を身に付ける上でキーポイントになるのは〝忘れ物″です。
「筆箱忘れた」
「教科書忘れた」
といったように忘れ物をしてくる生徒が稲門学舎にもしばしばおります。
せっかく塾に来たのに、忘れ物のせいで来た意義が半減してしまうのはある意味大きな痛手とも言えます。ただ、忘れ物をしても今後の成長が大いに見込まれるケースもあります。
たとえば、忘れ物をした理由が、
「塾に行くときのカバンと学校のカバンが違うから」とか、
「家で勉強していたから教科書を机に出したままだった」
このような場合、身の回りの持ち物を自分で管理・準備しようとした結果、ミスしたともいえます。つまり、普段から「自分のことは自分でしている」とみることもできるわけです。
忘れ物があると予定が狂ってしまうので、私も「なんで忘れ物したの!」という気持ちになってしまうのですが、かといってあれもこれもと大人が手を貸してしまうと自立にはつながりません。事前に予定を確認し、それに合わせて準備する、まずその大切さに生徒自身が早い段階で気づくことが肝心です。
自分の目標に向けたスケジュール管理と合わせて、自分の予定に必要なものは何かをチェックし準備するという過程には、大小さまざまな気づきが満ちており、そこには大きな成長の可能性が潜んでいます。
「明日は塾で英語があるから、教材の準備をしよう」となった時、
「そういえば宿題は全部やっていただろうか」と確認する機会が生まれます。
この段階で、もし宿題のやり残しに気づくことができれば、宿題を完璧に済ますことができます。そして何事も事前に準備する習慣が身につくと、自分の予定に取りこぼしはないか察知する〝危険察知能力″が磨きあがります。

この危険察知能力は〝真剣勝負の場″でその真価を発揮します。
まさに入学試験当日、過度のプレッシャーがかかる中で、一つの忘れ物によって平常心を失ってしまうことは想像に難くないでしょう。「人生の正念場」「一生を左右する勝負の場」そんな時こそ、日頃の習慣が大事になります。どれだけ準備に力を入れても、「忘れ物をしていないか」といった不安をぬぐい去るのはなかなか難しいものです。冷静さを保たせるのは経験と日常性。入試では学科能力だけでなく、自身の総合力が試されます。

一つの忘れ物でも、それが自立しようとしている結果生まれたものであれば、その積極的ミスは歓迎します。そしてミスを恐れて消極的にならず、自分のことは自分でする習慣を確立していってください。

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