室長レター― 板橋校

『正念場(2017年11月号)』

大半の大学受験生にとっての悩みのひとつに英単語が覚えられないことが挙げられるとおもいます。なぜ同じような悩みをみんなが抱えているのか?それは、「単語の“覚え方”を教わっていないから」です。みなさん「◯◯という単語帳がイィらしい」と言って、テキストに関する知識は豊富なのに、いざ勉強方法は…???というと、教わっていないことが圧倒的に多いのです。しかも、この「イィ“らしい”」というのは危険です。自分が教材研究をして、合う・合わないということを試した結果ではなく、他人基準で判断しているからです。「友だちが持っているから」「先輩が使っていたから」「ツイッターであがっていたから」こんな具合に、判断理由が明確ではありません。ですから、レベルや編集内容が自分に合っていない単語帳を、ひたすら使い続けている可能性もあります。合う・合わない、というよりもむしろ、正しい使い方をしているかどうか、と言ったほうが適切かもしれません。みなさんには正しいやり方で練習してもらいたいので、ここで英単語に関する優先順位と暗記術、それから小テストの方法を紹介させていただきます。

【優先順位】
①英語を見て、日本語の意味が答えられるようにする
②「動詞」の語彙量を増やす
③志望校のレベルによって、必要な語数だけ覚える(必要のないレベルは覚えない)

【暗記術】
①10分間で120単語を見る(5秒で1単語、書かずに見て覚える)
②単語をパッと見て、一瞬で意味が思い浮かばなければ黄色マーカーを引く
③10分経過したあと、黄色マーカーの単語のみ、もう一度見る(5分間)

【小テスト】
①出題者に英単語を発音してもらい、日本語を答える
②すぐに単語が浮かばなかった場合は、英語のスペルを出題者に言ってもらう
③答えが分からなければ、英語の例文を読んでもらって、文脈から意味を推測する

以上の作業ですが、1日15分は、机に向かって暗記する時間を必ず取ります。あとは移動時間やスキマ時間を活用して、とにかく見る回数を増やしていくのみ。「動詞」の優先順位が高いのは、それを知っておくと文章の大略がつかめるからです。また、黄色マーカーを引いた単語のうち、小テストでも答えられなかった単語には、黄色の上から青マーカーを引きます。こうすることで、自分にとって一番弱いのが、(黄色とブルーが混ざった緑っぽい)二重マーカーの単語。というのが一目瞭然になります。さらに、「英語を書かせる」テストではなく、「日本語の意味を答える」テストにしている理由は、「日本語を見て、英語を書かせる」よりも、「英語を見て、その意味を考えさせる」問題が、いま現在の受験英語では大多数を占めているからです(※ただし、2020年の大学入試改革で、この傾向は変わる可能性があります)。実は私自身も、この方法で毎日必ず15分は英単語の勉強をしています。なぜなら、サボるとすぐに忘れてしまいますし、現役高校生に比べれば、知識が錆びるのが早いのは当然年輩のわたしたちのほうだからです。

先日、高校3年生から「このタイミングで、単語帳を変えるのは有りでしょうか?」という質問を受けました。私は「変えるのは有り」だと思います。伸び悩みを感じているのであれば、ちょっとした変化を加えて新たな風を吹き込むのも、ひとつの手だと思います。本番まで残り2ヶ月しかありません。やらずに後悔するくらいなら、思いつく方法は全て試したほうが良いです。今まで慣れ親しんだ単語帳と同時並行すれば尚よし!最近、自習中に英単語の小テストを申し込んでくる生徒が増えてきました。私も負けていられません。そんな彼らに「オススメの単語帳はありますか?」と、よく聞かれます。この場では書けませんので、それは直接、会ったときにお答えしますね。来たれ!英単語マスター。

* * * * *

勉強に、やる気の有る・無いは関係ありません。続ける意思があるかどうか、自分で決めた行動を習慣化するかどうか。ただ、それだけです。歯磨きをしようかどうか、迷う人はいません。それと同じで、勉強にやる気の有る・無いは関係ないのです。与えられた課題をきっちりこなす素直さ、自分を律する力さえあれば、だれもが成長する可能性を秘めています。11月から、本当の意味での「正念場」を迎えます。入試本番まで、残り2ヶ月です。結果が楽しみであると同時に、緊張感が高まります。

期待を寄せつつも、現実をしっかり見極めた上で、追い込み期の勉強のサポートをしてゆきたいと思います。間違いなく言えることは、まだまだ伸びるチャンスがある!ということです。

稲門学舎 板橋校
根本 渉ねもと わたる

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