室長レター― 南千住校

『ラーニングピラミッド』

今年度も半分が過ぎ去りました。あともう半年で新学年です。この半年間に、年度初めに立てた目標はどれほど達成しましたか?決意をした時は、目標達成のためにパワフルな状態になっていても、今は初心を忘れているかもしれません。過去は変えられなくても、未来は変えられます。残り半年ありますから、目標達成のために邁進しましょう。

皆さん、『ラーニングピラミッド』という言葉は聞いたことがありますか?アメリカの National Training Laboratories が「平均学習定着率(Average Learning Retention Rates)」を調査したもので、“授業から半年後に内容を覚えているかどうか”を、学習形式によって分類比較したものです。その結果は以下のような数値になっています。(数値に関しては目安のものと考えてください。)

「講義を受ける」 05%
「読書をする」 10%
「(映像等を)視聴する」 20%
「デモンストレーション」 30%
「グループディスカッション」 50%
「自ら体験する(演習する)」 75%
「他の人に教える」 90%

学校で授業を受けていても、中々自分ができるようになった気はしないけれども、手を動かすと
よく理解できる・わからないことが明確になる、という体感はあると思います。それは学習したことの定着効果が5%から75%へと飛躍的に向上しているからです。
しかし、手を動かして学習しても、4分の1は定着しないのです。「他の人に教える」ということが最も高い効果を生みます。実際、私は塾で授業をし始めて10年になりますが、10年以上前に勉強したことを何不自由なくこなすことができます。
※塾で教えている科目は大丈夫ですが、国語や社会は大学受験以来全く勉強していないので…(笑)

「それは先生だからできるんでしょ?普通は中学や高校で習った勉強をその歳になって覚えていられないよ!」と言われそうですが、半分正解で半分不正解です。
何も記憶力がとてつもなく良いとか、飛び抜けて頭の回転が早いためではありません。生徒たちに日々教えることによって、私たちも学習しているからです。

稲門学舎の教育メソッドに”生徒に説明させる”ということがあります。講師が一方的に話をしていても、それは「講義」ですから殆ど頭には残りません。しかし、「他人に説明できるようにする」というレベルになると、理解が不十分である点を認識するのはもちろんのこと、問題の解法を体系的に理解していないと出来ません。別に”上手な説明”でなくていいのです。自分の言葉で説明ができれば、それで十分です。

私をはじめ、南千住校の講師陣は”説明させる”ということを積極的に取り組んでいますが、説明してもらうのは、間違えた問題ばかりではありません。○がついている問題も説明してもらいます。私も宿題を一見して○が多いと、「よく出来ているね!」と褒めつつも、ノートを見ている私の眼差しは”血眼になって”理解が不十分な点がどこかにないかを探しています。(少し腹黒いですね…(笑))
どんなに全問正解に近かろうと、解法の記述が”生徒本人らしくない”ところがあったりするので、それを見つけると「じゃぁ、この問題先生に説明してみて!」と言います。すると、説明がしどろもどろだったり、素直に「例題の解き方をそのまま真似しました」と答えたりすることもあります。
答えが当たっている(○がついている)場合でも、完全に理解しているとは限りません。完全に理解していることは説明できるはずですし、しばらくの間は忘れることはありません。

定期テスト前の勉強はどうしても「読む」「演習する」ことが中心になってしまいますが、高い学習効果を生みたければ、「説明する」ということを実践してみてください。

稲門学舎 南千住校
教室長 佐藤 大輔

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