室長レター― 王子校

『理解した後はできるまでやる。』

終業式(卒業式)が終わり、学年末の成績表を渡されて生徒と保護者の皆さんは、よかったorよくなかった、成長したorあまり変化がなかった、などいろいろ思うところがあるかと存じます。受験学年になる生徒・保護者の皆さんにとっては、この内申点で志望校を狙えるだろうか、あるいは推薦が取れるだろうかといったところが一番気になるところではないでしょうか。それぞれの思いがある中で、どのご家庭も新年度に向けてどのような学習を進めていこうか思案している最中かと存じます。とはいえ、受験生になるといってもまだまだ部活などで忙しいこともあるでしょう。そんな慌ただしい時間の中こそ、一つ一つの学習にこだわりを持って勉強を進めてください。

こだわりとして以下の順序で勉強していくことをお勧めします。
『まず理解する。次に理解できたことをいつでもアウトプットできるように練習する』

「理解する」の段階で学習を止める場合が意外とあるのではないでしょうか。繰り返し練習が必要なのは、何も漢字や英単語のような単純暗記の知識に限りません。理解した知識をいつでもアウトプットできるか、すぐに答えられるかまでこだわって学習を進めてください。勉強の主眼は答えを導き出す過程を素早く再現できるかというところにあります。思考のパターンをなぞり、知識と知識のつながりを確認すること。再現が無意識のうちにできるようになれば問題のレベルを次の段階に移行させましょう。

この勉強方法は本番(定期テストや模試、あるいは入試)で一番威力を発揮します。普段の勉強と本番の一番の違いは何でしょう。『結果』が伴うということもそうですが、『制限時間』が設けられていることが大きな違いです。せっかく理解した知識も「えーと、あれがこうなるから、これだ!」といった風に頭の中から取り出すまで時間がかかるようでは、点数もそれに応じて低くなります。望む『結果』もついてこないでしょう。ただ、本番はその日程があらかじめ明らかになっています。定期テストであればテスト範囲の内容を「いつでもアウトプットできる」まで仕上げておけば十分です。入試であれば、まずは稲門の先生に相談してみてください。自分が望む学校のレベルまであと何段階レベルを上げる必要があるのか、入試までに仕上げておくべき問題を用意いたします(そのために稲門学舎ではマイルストーンという習熟度段階別カリキュラムが用意されています)
以上が、是非とも身に付けてほしいこだわりの勉強法です。

そして、4月から高校生になる生徒たちの世代から『大学入学共通テスト』に向けて、さらに『表現力』や『発話能力』に磨きをかけるための勉強が必要となります。ただ、『表現力』『発話能力』といっても、この『いつでもアウトプット』できるように練習することがそれらを高めるための大前提となるのです。

『表現力』では、解答までの過程がスポーツや音楽・演芸の型のように固まっていないと、その上に『意味を持った表現』をすることは困難です。表現は知識の組み合わせでできているので、個々の知識を『いつでもアウトプット』できると非常に有利なのです。その意味で『いつでもアウトプット』できるように練習することはスポーツや音楽・演芸の型と共通している部分があります(部活などを一生懸命頑張ってきた生徒は、型の身に付け方の習得をイメージしやすいので、学習面での適応がスムーズになるのです)。

『発話能力』でも、アウトプットの練習が十分なされずにいきなり『発話』することは難しいですよね。普段はおしゃべりなのに授業では一切発言しないなんて子もいると思います。他者に自分の考えを表明する一歩目は、驚き・興奮・感動といった心の動きに大きく関係しているといわれます。驚きと感動(ときに興奮)する授業を毎度行いたいと講師陣は息巻いております。『いつでもアウトプット』できる練習が十分になされていると、そんな授業の中で自然と『発話』でき、『発話能力』を高めることができるのです。

『自習』でアウトプットの練習をした後は、授業で『表現力』の確認をする。
授業で新しい知識を仕入れた後は、『自習』でその知識のアウトプットを練習する。
このような学習ペースをぜひ早期に確立しましょう。

変化をポジティブに受け入れるためには準備が必須です。現状は常に変化するので、準備も常に必要です。準備に応じて変化がポジティブに受け止められるので、しっかり準備をしておかないと損した気持ちになります。変化の多い年度の変わり目で、準備にかかる労力もそれなりに多いのですが、怠ることなく来るべき変化に対応しましょう。

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