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室長レター (巣鴨校)

 
2010.12
『過去問を解くときの“コツ”とは?』
  

 さて、この時期、志望校の過去問に取り掛かり始めた受験生も多くいることでしょう。
稲門学舎でも、授業の中や自習時間に問題を解いて、その出来栄えに一喜一憂している生徒たちをよく見かけます。

 

 「先生!去年の合格者平均点を上回った!!」
 「○○年度の問題、難しくてぜんぜんできなかった・・・」

 

 志望校の過去問をやってみて、思いのほか得点できず、自信を失くす生徒がいます。中には、志望校を“下げる”と言い出す生徒も。

 

 「ちょっと待った!何でも初めから上手くできるわけないだろ?すぐにあきらめちゃだめだ」
  

 落ち込んでいる生徒にそんな言葉を掛けます。「新しく買ってきたゲームだって、いきなりはクリアできないだろ?何度も何度も挑戦していくうちに、コツがつかめてきて、だんだん上達していくようになるじゃないか」

 
 入試問題は、学校によって“クセ”があります。それは、問題作成者の意図が込められているからです。
 「このくらいの基礎知識は最低限持っていて欲しい」
 「知識を覚えるだけでなく、その知識を使って考える力を持っていて欲しい」
 「与えられた条件をしっかり守って問題を解くことのできる注意力を持っていて欲しい」
などなど。
 

 過去問を何度か解いていくうちに、問題作成者が受験生に何を求めているのかが次第に分かってきます。それが、入試問題を解く“コツ”です。その“コツ”がつかめてくると、問題作成者が求めている解答が作れるようになっていきます。選択式であればどのような選び方をすればよいのか。記述式であればどのような書き方をすればよいのか。志望校の過去問を数年度分やることでしか身に付けることができない『解答力』です。

 

 これまで受けた模試ではうまくできていたのに、志望校の過去問をやってみたら思うように解けなかった、といったことはよく起こるわけです。したがって、初めてやった過去問の出来が悪かったとしても、心配する必要はありません。志望校の問題作成者が、自分にどんな力を持って入学してきて欲しいと願っているのか。まずは、そんなことを意識しながら過去問演習に取り組んでみてください。

 

  
  

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